
歯科医師の業界では、歯科医師数の増加に伴う厳しい状況が続いています。
歯科医師の需給問題
平成元年にWHOから歯科医師増加に対する警告というのが出されて、旧厚生省から平成十年に、さらに平成十一年には旧文部省からも、それぞれ新規参入歯科医師の一〇%削減の報告書が出されています。
歯科医療費の額の増に比べますと、歯科医師の増の方がずっと多く、医師・歯科医師・薬剤師調査の結果によりますと、平成十六年末現在で九万五千百九十七人となっており、二年前の十四年末に比較しまして二千三百二十三人増加しているという状況です。近年このペースで増加しており、歯科医療費の額の増に比べますと、歯科医師の増の方がずっと多いという状況です。
報酬額の減少傾向
ここ十年の歯科医療費の総額は二兆五千億円程度でほとんど変わっておりません。一方で、歯科医師の数は二〇%から三〇%も増加しており、各診療所の収支状況も悪化の一途をたどっています。各歯科医師における報酬額は、昭和五十六年には月額ベースで百五十八万円の収支差額が、平成十五年には百二十二万円と二十数%も減っているのが現状です。貨幣価値や物価指数から判断すると収支差額は約半分になったといっても過言ではない状況となっております。
このような現状で経営を安定させるために、診療サービスの差別化が喫緊の課題になっています。
参考文献:厚生労働委員会 平成十八年四月十二日第164回衆議院厚生労働委員会議事録 http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009716420060412014.htm
骨粗鬆症(骨粗しょう症)は、転倒骨折などを起こして初めて骨粗鬆症(骨粗しょう症)であったと診断されるケースが多く、骨折をおこしてからでは手遅れになる場合もすくなくありません。骨粗鬆症(骨粗しょう症)の恐ろしいことは、簡単に骨折し骨折により100%寝たきりになってしまい、女性では3年以内にお35%の方が亡くなっており、男性では60%の方が亡くなっております。寝たきり介護は患者本人のみならず、家族の大きな負担になり医療費や介護費用の負担増加は家族や国家の財政も圧迫しています。
骨粗鬆症(骨粗しょう症)の患者数は日本で1200万人、米国では2000万人もの潜在患者がいるにもかかわらず、その受診率は20%にも満たない現実に、骨粗鬆症(骨粗しょう症)学会も危惧しており、受診率向上に多くの医療機関が努力されております。さらに、高齢化社会の到来により、ますます患者数が増加しております。
さらに、近年ビスフォスフォネート製剤と顎の骨壊死に関する副作用の重大な問題が発生しています。
「ビスフォスフォネート(BP)製剤」とは骨粗鬆症(骨粗しょう症)の代表的な治療薬で、骨粗しょう症の代表的な薬で日本で100万人以上の人が使っています。この薬の服用により、顎の骨壊死の副作用が発生しているわけです。
米FDA(米食品医薬品局)は2008/1/7に、ビスフォスネート製剤を服用している患者に日常生活に支障をきたすような激しい筋肉痛、関節痛、骨の痛み(=筋骨格痛、musculoskeletal)が起きる可能性があるとして、注意を呼びかけました。
このような背景があり、骨粗鬆症(骨粗しょう症)患者の受診率向上が世界的に求められています。
参考サイトURL:http://www.fda.gov/cder/drug/infopage/bisphosphonates/default.htm
2003年に米国で最も権威のあるミネラル学会(ASBMR)にて初めてテキストブックに歯科の記載がなされました。理由は骨粗鬆症(骨粗しょう症)と歯周病の関連が認められたこ、歯の喪失が骨粗鬆症(骨粗しょう症)の危険因子であること、骨粗鬆症(骨粗しょう症)ぼ早期治療、予防処置に歯科治療が不可欠であることが認められたからです。
2003年の米国ミネラル学会の提言として
・骨粗鬆症(骨粗しょう症)と歯周病は高年齢層で主要な健康関心事である。
・住民の高齢化により、骨粗鬆症(骨粗しょう症)と歯周病両方の影響はより深刻になる。
・骨粗鬆症(骨粗しょう症)と顎骨喪失によるメカニズムの理解を深める研究が必要。
全国の歯科医が骨粗鬆症(骨粗しょう症)のスクリーニングに携わるようになれば、現在の20%以下の受診率を大幅にアップさせることができます。この様な現状を踏まえると、骨粗鬆症(骨粗しょう症)受診率の向上に歯科医がその一翼を担うことが社会的に必要であり、経営面においても新たな診療サービスの拡充と差別化、診療報酬増加のチャンスです。
骨密度測定ツールである「BORN RIGHT」を使用することで、歯科医院で毎日普通に使用されている歯科用レントゲンフィルムから数分の時間で骨密度数値を算出し、全身の骨粗鬆症(骨粗しょう症)、骨減少症、正常なスクリーニングが可能となり、また歯槽骨骨密度や骨粗鬆症(骨粗しょう症)患者の顎骨の評価が経年的に管理が可能となります。
また、口腔インプラント一時埋入手術後、二次手術時期の見極めにも数値でその時期を把握できる点、オステオインテグレーションの確認が可能となります。
このように、経年的に骨密度を評価することにより、骨粗鬆症(骨粗しょう症)の予防や、ビスフォスフォネート製剤の服用者への副作用発症予防に多大な効果を発揮します。
「BORN RIGHT」によって、歯科診療に骨密度診療を加えた「歯科骨ドック」としての診療サービスの拡充が可能になります。
- 2008年6月15日(日)13:00 BORN RIGHT セミナー(大阪)
- 2008年5月18日(日)13:00 BORN RIGHT セミナー(大阪)
- 2008年4月20日(日)13:00 BORN RIGHT セミナー(岐阜)
- 2008年3月 9日(日)13:00 BORN RIGHT セミナー(大阪)
- 2007年9月 『神戸新聞』掲載
- 2007年1月 『福井新聞』掲載
- 2007年1月 『共同通信社』
- 2006年5月 『神戸新聞』掲載
- 2006年3月 日本歯科骨粗鬆症研究会
- 2006年3月『日本歯科新聞』掲載
- 2006年3月『日刊歯科通信』掲載



